IT21の䌚什和3幎11月第268回議事録
日時2021幎11月5日(金) 18時30分21時00分
堎所オンラむン開催Zoom
出垭者44名
配付資料
 IT21-2111-01「SABOKのご玹介」
 IT21-2111-02「産孊連携促進の抂念モデル」
議事
18:30-18:35 事務連絡、資料確認、初参加の方の自己玹介
18:35-19:50 メむンテヌマ講挔、質疑応答
19:55-20:30 サブテヌマ講挔、質疑応答
20:30-20:35 今埌の予定
20:35-21:00 オンラむン懇芪䌚
[1]初参加者の自己玹介 2名
[2] メむンテヌマ「SABOKのご玹介」
講垫山本泰 氏  䞀般瀟団法人 日本ITストラテゞスト協䌚(JISTA)
資料IT21-2111-01
SABOKの説明
 名称 SABOKStrategy and Analysis Body Of Knowledge
 目的 システムアナリスト、ITストラテゞストを名乗る者、目指す者
    持぀べきスキル、知っおおくべき知識を䜓系化する
    その人材像ず圹割を明確にする
SABOKの蚘述構成
 UISS情報システムナヌザヌスキル暙準にお定矩されおいるタスクフレヌムワヌクを採甚
 各タスクにおいおストラテゞストに芁求される知識・スキルを解説
 業務むメヌゞに沿った実務的な䜓系ずするこずを狙う
 目次
  B.テクニカルスキル線の章立お
  第2章 事業戊略ずシステムアナリスト
  第3章 情報システム戊略立案
  第4章 情報システム䌁画
  第5章 情報システム導入
  第6章 情報システム䌁画評䟡
  第7章 情報システム掻甚
  第8章 情報システム保守・運甚
  第9章 情報システム戊略評䟡
  第10章 事業戊略評䟡
  第11章 情報システム戊略実行マネゞメント
  第12章 プロゞェクトマネゞメント
  第13章 IT基盀構築・維持・管理
  第14章 セキュリティ
  第15章 共通業務
  第16章 システム監査
UISSフレヌムワヌクぞのマッピング
 UISS情報システムナヌザヌスキル暙準
 合蚈章あっお、各章がタスクに展開されおいる
 各タスクに察しお抂芁説明があっお、タスクに察しお、それぞれ目的、
 実斜察象から䞻芁成果物ずなるような流れで䜜られおいる
 さらに詳现タスクに展開されおいお、詳现タスク぀いおは仕様成果物だけではなく、
 プロセスの説明ず圹立぀知識ずいうような構成で、先ほどの章が党おで構成されおいる
本線の蚘述様匏
 以䞋のような蚘述様匏ずなっおいる
 〇章
  〇タスク抂芁
   目的
   実斜察象
   䞻芁成果物
    〇タスク詳现
     目的
     実斜察象
     䞻芁成果物
     プロセスの説明
     圹立぀知識
 実際そこで䜜成する成果物や、圹立぀スキルに぀いおは、
 文献などから具䜓化しお行くこずが、SABOKの技術垞識の前提ずなっおいる
SABOKの目次構成 B.テクニカル線
 ITストラテゞストが䞻に䜿甚する章建お
各章の抂芁
章、章、抂芁
 章 情報システム戊略の䜜り方フロヌ
  経営芁求の可芖化、ビゞネスモデルの策定、事業戊略の実珟シナリオの提蚀
 章 情報システム戊略立案
  事業戊略の理解、察象領域ビゞネス及び環境の分析、情報システム戊略の策定
  策定内容基本戊略、業務党䜓像、成果指暙ずの関連図、これらをマネゞメントから承認を埗る
章の抂芁
 章 情報システム䌁画
  察象業務システム課題の定矩、分析、適甚情報技術の調査
  ビゞネスモデルの䌁画、業務プロセスの䌁画、
  システム方匏の策定具䜓の実珟方法
  業務運甚の評䟡指暙の蚭定効果枬定方法ずしおの指暙KPI
  費甚ずシステム投資効果の予枬
  情報システム戊略ずの怜蚌
  情報システム䌁画の䜜成ず承認
  情報システム戊略に沿っおいるこず
  情報システム導入蚈画
  スケゞュヌル、方針、評䟡指暙、委蚗、調達
 章はシステム導入省略
章、章の抂芁
 章 情報システム䌁画評䟡
  システム運甚指暙の評䟡、業務運甚指暙の評䟡
  狙いどおりの効果を挙げおいるか
 章 情報システム掻甚
  評䟡ずフィヌドバック、掻甚促進、情報リテラシの向䞊
  個人より組織の働きをどう継続するか
 8章 情報システム保守・運甚省略
章、章
 章 情報システム戊略評䟡
  党䜓蚈画の評䟡、情報システム戊略の評䟡
 章 情報システム戊略実行マネゞメント
  情報システム戊略の分析・把握、情報システム戊略のポヌトフォリオマネゞメント、
  情報システム戊略のプログラムマネゞメント
章の抂芁
 章 事業戊略評䟡
  事業戊略達成床の評䟡、事業戊略達成床評䟡のフィヌドバック
QA
Q 第3章ず第4章は、システムアヌキテクトずITストラテゞストの連携ではないのでしょうか
A そのずおりです
  特に章の郚分に぀いおはシステムアヌキテクトの方で、
  どういったシステム構造にするかずいうこずが重芁になりたす。
  ここの郚分もSABOKの関連知識ずしお、たずめおいきたい内容です。
Q 情報システム戊略は、䌁業戊略のような、理論はあるのでしょうか
  䌁業戊略ではポゞショニングアプロヌチ、経営資源アプロヌチ、氎平統合、
  垂盎統合などいろいろあるのですが、情報戊略ではどうでしょうか
A 理論があるかどうか調べおみたいず思いたす。
Q 倉化が激しい時代になっおきおいたす。これたでの様に1幎や数幎スパンで蚈画を立おお、
  導入を進めるのではなく、今回の新型コロナぞの察応の様に、䞖の䞭の倉化、技術の進展に応じお
  その時点で最適なシステムを短いスパンで蚈画をたおお、継続発展的に導入するこずが求められる時代が来おいる様に感じたす。
  そうしたこずに適した戊略策定の手法はありたすかたた、それに察応したガむドラむンの策定などは怜蚎されおいたすか
A 戊略のガむドで、これが䜿甚できそうなものを調べおみたす。それに察応したガむドラむンは、DXがキヌワヌドになりたす。
  それに぀いおのガむドや文献などがありたすが、これが良いず思われるものは暡玢䞭です。
  それに぀いお、SABOK研究䌚を毎月実斜しお、事䟋研究をやっおいたす。
  SABOKには時間軞がないので、考えようによっおはSABOKの手法を遞択しお短いサむクルでなにかやるずきに、
  SABOKのこずここだけ適甚しおやっおみたらどうなるかみたいな、そういう䜿い方で、
  結果的にSABOKをブラッシュアップする方法も、もしかしたら出来るのかもしれたせん。
Q SABOKは日本独自になるのでしょうかそれずもグロヌバルなものになるのでしょうか
A 日本独自のものです。ITストラテゞスト協䌚の提唱するものです。
Q SABOKはコンセプチュアルスキル、ヒュヌマンスキルが準備䞭です。これは、どういった内容のものになるのでしょうか
A いわゆるビゞネススキルの䞭で、業務遂行胜力に必芁なテクニカルスキルにあたるず思いたす。
  ITストラテゞストずしお持぀べき、ヒュヌマンスキル、コンセプチュアルスキル、  構想力、コミュニケヌション胜力、
  SABOKに必芁なスキルを説明するこずを考えず、人ずしおの持っおおくべき特質みたいなこずも曞いおおきたいずいうのが、
  プロゞェクトずしお最初にあったずいうようなむメヌゞかず思いたす。
Q システム開発の手法は、りォヌタヌフォヌルやアゞャむルなど様々ありたすが、SABOKずしおは、
  システム開発手法によっお考慮すべき点などはありたすでしょうか
A SABOKの背景を考えたすず、りォヌタヌフォヌルが圓おはたりやすいず思いたす。
  アゞャむルには、どのように適甚するかの議論が未だであるこずが珟状です。
  システム開発ずいう蚀葉で蚀いたすず、SABOKの䞭では導入以降のタスクになりたすので、
  手法ずしおりォヌタヌフォヌル開発を遞ぶのかアゞャむル開発を遞ぶのかずいうずころが情報システム戊略であったり、
  システム䌁画の䞭で議論が出来れば良いず理解しおいたすが、具䜓的にアゞャむルに向けお䜕を泚意すれば良いかは、
  今のずころ、具䜓的な怜蚎はできおいない状況です。
Q オラクルやサップのようなパッケヌゞERPなどにも、SABOKは適甚出来るのでしょうか
A 適甚できたす。
  事業の事業戊略に基づいたシステム化戊略を実装するにあたっお、どういう技術を䜿えばよいかずいうもの䞭の1぀に、
  こういうパッケヌゞであったり、ERPであったりずいうものの遞択ずいうのが出おくるかず思いたすので、
  そのタスクの䞭で怜蚎できるずいうふうに考えおいたす。
その他参考URL
JISTAオヌプンフォヌラムの案内
https://ww2.jista.org/kanto/wp-content/uploads/sites/2/2021/10/OpenForum2021Pamphlet.pdf
SABOK ダりンロヌド 
https://ww2.jista.org/activity/sabok
[3] サブテヌマ 「産孊連携促進の抂念モデル」
  講垫 土橋 晋䜜 氏IT21の䌚䌚員
・産孊連携䌁業ず倧孊ずの連携の研究開発は、効率的に産孊間の知識を共有し、新たな「むノベヌションの創造」を実珟するこずである。
・講挔者は、゚ンゞニアの経隓をもずに、自己啓発の䞀環ずしお、「産孊連携の研究開発」のありかたを研究しおいる。
産孊連携の研究開発
 囜内総生産
 ・Gross Domestic Productずは、「ある䞀定期間幎間に囜内で、生産されたすべおの財䞭間財陀く
 ・サヌビスの付加䟡倀の総額」ず定矩される。その囜に存圚する囜民が生み出した䟡倀」を総蚈したもの
 ・を増やすには、「家蚈の消費」、「䌁業の投資」および「茞出」を増やすこずが必芁である。
 ・「投資」は、「䌁業の蚭備投資・研究開発」が盞圓し、 䌁業の次䞖代成長゚ンゞンを獲埗するためのものである。
  本研究では、「䌁業の研究開発」に泚目しおいる。
 研究開発の効率䜎䞋
 ・「1990幎代より䌁業の研究開発効率が䜎䞋」しおいるずの指摘がなされおいる。
 ・日本の研究開発の効率䜎䞋芁因ずしお、クロヌズド・むノベヌション䌁業単独で党おの技術開発を実斜に本研究では泚目した。
 産孊連携の研究開発
 ・「クロヌズド・むノベヌション」⇒ 「オヌプン・むノベヌション」に移行しおきおいる。
 ・ 産孊連携の研究開発䌁業ず倧孊が連携した研究開発が掻性化しおいる。
問題意識
 ・産孊連携の研究開発に積極的に関䞎したいず倧孊研究者は考えおいるだろうか。
 ・先行研究䟋を参考に抂念モデルの構築するこずによっお、
 「産孊連携の研究開発」の促進芁因に関する知芋が埗られるのではないか。
産孊連携促進の抂念モデル
 ・「組織間の知識の獲埗・移転」および「アンケヌト調査の事䟋」に着目し、モデル立案を詊みた。
 組織間の知識獲埗・移転
 ・情報の粘着性は吞収胜力の欠劂ず盞関性がある。
 ・組織間の吞収胜力を高めるには、共通事項の確保が有甚である。
 ・組織間の吞収胜力を高めるには、占有可胜性の確保も有甚である。
 事䟋調査のよるモデル立案
 ・産孊官連携の研究開発の促進芁因に関する調査結果を぀抜出した。
 ・調査結果から、産孊連携促進の芁因を抜出した。
 ・先行研究の抂念モデルにおよびの結果を加え、新たなモデルを立案し、その促進芁因を明瀺した。
今埌のアクション
 ・「基瀎研究による連携」、「囜家ずしお政府がテコ入れし、倧䌁業の研究開発をバックアップ」がなされ、
  倧䌁業 ず 研究倧孊 ずの 産孊連携は倧きく促進しおいる。
 ・新たな課題ずしお、䞭小䌁業 ず 地方倧孊 ずの連携」 を促進する方法はないかを考えおいる。
 ・制床的な工倫で産孊連携を促進する芏定芁因を新たに䜜り出せないかに぀いお、倧孊教授にむンタビュヌを実斜しおいきたい。
QA
Q 囜の開発の関係で、プリズムずいうプロゞェクト研究甚に予算を重点的に囜が぀けおくれるものがあったず思いたすが、
 このプリズムず倧孊ずの連携、重点的には民間ずの連携がありたすが、産孊官連携の抂念モデルでは、どのような䜍眮づけになるのでしょうか
 利益誘導のずころが、気になりたす。
A ご指摘のずおりです。占有可胜性利益誘導のずころが重芁になりたす。
 たず吞収胜力が必芁なのですが、それ以䞊に占有可胜性利益誘導がポむントずなりたす。
 瀟䌚科孊の芳点から、産孊連携の抂念モデルが䜜成されおも、基本的に個別で違うモデルずなるものず認識しおいたす。
Q 抂念モデルを実蚌するこずは、考えおたすでしょうか。今回は、理念的なモデルのように理解したしたが、
 瀟䌚科孊ですず、量的調査などで立蚌、さらに個別の実蚌が必芁になりたす。
A ご指摘の通りです。
 抂念モデルの実蚌には、アンケヌト調査を実斜、分析関数を䜜成し、このパスが成り立぀ずいう仮説が続きたす。
 有意性のある調査が必芁だず蚀うのが、正しい姿だず思っおいたす。
 アンケヌトの具䜓的な现かな数字はありたすが、その䞭で抂芁ずしお刀断をしおいるずいうのが、今回の取り組み内容です。
Q 産孊連携は、初めから吞収胜力はあるのではないのでしょうか
A 共通領域から初めからある皋床存圚するずいうこずになるず思いたす。
 基本的にそのマッチングを行う時には双方の䞀臎があっおマッチングを行うので、
 最初から䞀定の吞収胜力があるのではないかずいうご指摘は、その通りず思いたす。
 吞収胜力をある皋床、事前に持った䞊で、産孊連携を進めおいくこずは正しいず思いたす。
ご意芋
 倧孊など、アカデミアの研究では、研究成果は公開しお広く共有するこずが前提であり、
 倧孊ずしお公衚する成果ず䌁業が占有する成果をうたく敎理するこずが重芁だず思いたす。
 
(議事録担圓 小川泉 蚘、埌に各講挔者様による確認及び曎新)

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Last-modified: 2021-11-21 (Sun) 23:18:15 (JST) (436d) by DENBOU