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IT21の会 (平成29年8月) 第221回議事録

日時：2017年8月4日（金）18:30～20:30
場所：日本技術士会 葺手第2ビル 5階 A／B会議室
出席者：38名（講師を含む）
配布資料：
　IT21-1708-0-###　CPD参加票
　IT21-1708-1　　　サブテーマ資料
　IT21-1708-2　　　メインテーマ資料
　IT21-1708-3　　　例会座席表（散会後配布）

議事:
[1] 事務連絡
　・参加申込方法について
　　次回(9月)は申込方法を戻す。（日本技術士会HP→IT21の会サイト）
　　理由: 詳しい情報が取れず運用上困っているため。

[2] 講演（サブテーマ）
　タイトル：スマートフォンを用いた歩行者混雑予測システムの研究
　講師：木村　卓哉氏
　　　　綜合警備保障株式会社セキュリティ科学研究所
　　　　修習技術者（情報工学部門）
　資料：IT21-1708-1
　概要：
　　会社で前期まで取り組んでいた歩行者の混雑状況を推定する研究を紹介する。 
　　大型イベントなどの雑踏警備において、群衆の混雑状況をスマートフォンを
　　用いて安価に計測する研究。 

　[質疑・御意見]
　Q.歩行速度と群衆密度の関係(雑踏警備業務の手引【上級】より)とあるが、
　　これは何か？
　A.実測したデータ。ただし、1989年。ほかにも、いろいろなシチュエーションの
　　文献はある。

　Q.シチュエーションが変わるとパターンも違うのか？
　A.違う。

　Q.以前、ビル内の雑踏のデータを見たことがある。それだとロングテールが
　　出ていた。それと近いと感じたが？
　A.それそのものではないと思うが、文献を参考にした。

　C.定点観測する例は非常に面白い。

　Q.因果関係は本当にあるか？
　A.これも問題は感じている。今後何か考えていきたい。
　　例) 花火を見ている人は混雑度に限らずゆっくり歩く。

　Q.人そのものの特性はとれたか？
　A.人が複雑な動きをするのは理解している。
　　深く考慮できていないので精度が出ないとも考えている。

[3] 講演（メインテーマ）
　タイトル：IoR(Internet of Robots):ネットにつながる人とロボット
　　　　　　～ROS基盤と生体情報を用いた感情分析の応用に向けて～ 
　講師：菅谷　みどり氏
　　　　芝浦工業大学工学部情報工学科 准教授
　資料：IT21-1708-2
　概要：
　　少子高齢化，労働人口の減少が進展する中，複数のロボットが ICT 技術と
　　連携することで、より広範囲で汎用的なサービスが生み出されることが
　　期待されている。本講演では IoT技術を踏まえ, ICTと連携したロボット
　　サービスの潮流、ロボットがROS基盤を利用したIT 技術と組み合わさる
　　ことで、可能となるサービスの紹介、および、より豊かなサービスの実現に
　　向けた感性工学、生体情報の利用による感情分析などの研究を紹介する。

　[質疑・御意見]
　Q.実用面を考えれば行動パターンD(両方から)を強化していくという
　　アプローチはどうか？
　A.それはその通りだと思う。

　Q.感情変化の推移を測定するセンサはどのようなものか？
　A.脳波計と心拍センサ、いずれも接触型。簡易なものを使用した。
　  現場で使うことも考えれば、できるだけ簡易かつ非接触がよいと考える。

[4] 初参加の方の自己紹介　3名

[5] その他

（松下朋永 記）