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IT21の会　平成26年4月度例会(第181回)議事録

日時：2014年4月11日(金) 18時30分～20時30分

場所：日本技術士会　葺手第二ビル5 階 CD会議室

参加者：22名

配付資料：例会アンケートのみ

議事：

[1]　デジタルテレビの技術動向と将来（CELLテレビからクラウド、8Kテレビまで）　駒木亮伯 氏

1-1 現状の製品

▽CELL REGZA（55インチ、100万円）

• Cell Broadband Engine搭載、

• タイムシフトマシン用など14基のチューナー、HDD4台（計3TB）

• 4608個のLED、ピーク輝度1250cd、512分割のLEDブロックアレイ

• 超解像技術

• タイムシフトマシン（地デジ8CH同時録画、予約が不要）

• ローミングナビ（キーワード別関連コンテンツの表示）

• 8画面マルチ表示

▽グラスレス3Dレグザ

• 専用メガネ無しで滑らかな3D映像表示

• レンチキュラーシート：1ピクセルを9方向に偏光し広範囲な3D視野角を再現

• 多視差変換2視差映像から9視差映像を生成（通常映像を3D映像に）

▽4Kグラスレス3Dレグザ

• フルHDの4倍の解像度を実現（4K2Kパネル）

• 240分割の制御を実現する「直下LEDエリアコントロール」

• 3D映像と2D映像切り替え

• フェイストラッキング機能（3D映像視聴可能な領域を調整するため、視聴者の顔・眼の位置を検出）

1-2　現在の要素技術

• 高解像度：4K、8K（2016年）

• 高輝度：輝度、コントラスト比

• バックライト制御：ローカルディミング、バックライトスキャン（120HZでの残像対策）

• 高画質調整：コンテンツのカクカク感を補完

• ノイズリダクション：ダイナミックノイズリダクション、MPEGノイズリダクション

• 高色域：　BT.2020はNHKが策定のデジタルビデオフォーマット

• クロマサブサンプリング、色域復元、

• スマートTV：ネットワーク経由でコンテンツを享受

• Miracast：ワイヤレス伝送でデバイス画面に映し出す技術

• 動画配信技術：コーデック、DRM（デジタル著作権管理）

• コンテンツ配信システム：UltraVioletSystem他

• Flexibleディスプレイ、　触覚ディスプレイ　他

1-3　将来の新規技術

• NSM：録画HDD4を他のTVに接続して再生可能（機器縛りの解消）

質疑応答

1.視差が9視差の理由は？

　マトリックスで扱うため（3x3=9）とした、9視差なら裸眼で3Dと感じる

2.横向きでも3D化可能？

　レンチキュラーシートの貼り方が固定であるため，顔を横にするとぼやけてしまう。

3.普通のコンテンツで3D可能？　→Yes

4.OLED（有機LED)の特徴は？　→発色がよく、輝度、コントラストも高いが寿命が短い

[2]　サブテーマ

　(1)５月９日例会は総会なので、総会案件を確認しておいてください

　(2)新年度メーリングリスト委員を募集中、希望者は連絡ください

[3] 初参加者の自己紹介　2名

[4] 今後の予定

　5月予定：「ＶＰＳの性能評価について」安部文武氏

　6月予定：「土佐くろしお鉄道事故調査について」押立貴志氏

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上（野々村琢人　記）