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IT21の会　平成25年9月度例会(第175回)議事録

日時：2013年9月13日(金) 18時30分～20時30分

場所：日本技術士会　葺手第二ビル5 階 CD会議室

参加者：24名

配付資料：

　IT21-1309-1：メインテーマ資料「地震予知とは？」

　IT21-1309-2：サブテーマ資料

　IT21-1309-3：例会アンケート

（資料なし）： 犬伏氏のご講演資料

議事：

[1]　地震予知とは？

資料：IT21-1309-1（橘田寿宏　氏）

1-1 橘田寿宏氏の経歴

• WOWOWにて10年間勤務

• その後、Amuseにて10年間勤務

• 「チェルノブイリ ハート」という映画に携わったときに、公益確保に資する仕事がしたいと考えた。

• 現在、JESEA地震科学探査機構の代表取締役である。

1-2 地震予知とは？

• 長期予知、中期予知、短期予知の3種類がある。

• 長期予知は、今後30年間というスパンで、M7程度の地震発生を予知する。

• 中期予知は、今後半年～1年間というスパンで、M7程度の地震発生を予知する。

• 短期予知は、今後1ヶ月間というスパンで、M7程度の地震発生を予知する。

• 中期予知と短期予知が大事である。

1-3 我が国の地震予知計画の経緯

• 1965年に、「地震予知研究計画」がスタート。予算が膨大に取れたので「地震村」ができた。

1-4 地震予知の概要

• 地震の起きる時間、場所、大きさの3つを精度良く限定して予測する。

• 気象庁ＨＰでは、「プレスリップ(前兆滑り)を検知することが唯一の地震予知である」と言っている。

• プレスリップは、JESEAの解析技術では検知不可能である。

1-5 地震学と地震予知学の違い

• 地震学は、地震のメカニズムを研究する学問である。年間100億円規模の予算がついている。

• 地震予知学は、地震の前兆現象を捉える学問である。短期予知を目的とする。

• 地震学では、地震予知できない。

1-6 JESEA顧問 村井俊治 博士 (東京大学名誉教授)によるビデオ説明

• 過去、Ｍ6以上の地震162件全てに何らかの前兆現象を確認した。

• 東日本大震災の5週間前から前兆現象が見られた。

• 震度4～5以上の地震を予測可能である。

• 火山噴火を予測する方が容易である。(火山の場所は固定であるから)

• 富士山は3つのプレートの交点に位置するので、何があってもおかしくない。

1-7 その他

• JESEAでは、日本全国に1270点設置されて電子基準点の変動を捉え、地震予知に活かしている。

• 巨大地震は広範囲に特異点が現れる。

• 予兆は半年前、前兆は約5週間前の特異点を指す表現である。

• 南海地震では、最悪値で、32万人の犠牲者が出るとの試算あり。

▽質疑応答

1. 株式会社の収入はどこから来ているのか？

基本的には、ボランティアベースである。

現在の主な収入源は、月額210円の有料メルマガ配信である。

登録会員は1000人となっている。

その収入の半分は通信コストに消える。

法人契約も開始したばかりである。

2. 地震予知に使用されるデータはどれぐらい新しいものなのか？

2週間遅れである。うち2～3日を解析に要する。

3. 本震と余震の区別はあるか？

本震のみを予測する。

4. 162件の前兆と言っていたが、その中に外れはあったか？

地震があったという事実を基に遡って調べると前兆現象があったということである。

5. 南海地震の予測に自信があるようだが、マスコミに対して発表したか？

週刊現代、Twitter、Facebookで情報発信している。後は、有料メルマガ配信である。

[2]要望により削除しました。　2014.01.19山下

[3]　9月例会サブテーマ

資料：IT21-1309-2（坂東大輔）

3-1 説明の概要と出席者からのコメントは次の通り

(1) IT21の会　会則＆細則変更の提案

(2) IT21の会　運営改善の提案

会長が「MLにて通知後に、SNS上で議論する予定である」旨を周知した。

(3) IT21の会　合宿の企画案を募集中

会長が合宿委員募集の旨を周知した。

(4) IT21の会　例会の講演者＆幹事を募集中

11月はNTT横井氏の協力を借りて、「NTT技術史料館の見学会」とする方向で調整する旨も改めて確認した。

会長が12月例会の外部講師候補者として、今津 美樹氏(Business Model Generationの専門家)を推挙した。

(5) IT21の会　新ML委員の募集中

ML委員である大西氏の退任に伴い、新ML委員として、江島氏を大西氏の指名により選出した。

会員各位の拍手によって、大西氏の長年の労に感謝した。

(6) 中村大介弁理士からの求人の件

会長の知り合いである弁理士の中村氏からの求人の件を、会員各位に展開した。

[4] 初参加者の自己紹介　1名

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上（坂東大輔　記）