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IT21の会 2009年度合宿　　−分野と世代のクロス・オーバー コミュニケーション−

日時：　2010年2月20日（土）13:00〜21日（日）12:00

場所：　MELONDIAあざみ野

ＣＰＤ単位数：　5.0ポイント（１日目）、3.0ポイント（２日目）

出席者：会場参加３３名、ネット参加１０名

配布資料

＜1002-01＞「技術士会での私の経験」（嶋田弘僧氏）
＜1002-02＞ 「ＭＯＴとコアカリキュラムについて」（黒澤兵夫氏）
＜1002-03＞ 「エコの観点から見たオーディオ」（池上信一氏）
＜1002-04＞ 「TK80マイコンクラブ」（加納幸博氏）
＜1002-05＞ 「学生の立場から見たIT技術者養成の一考察"を社会人になって振り返る"」（尾崎健一郎氏）
＜1002-06＞ 「フレッドハッチンソン癌研究所（シアトル）でのR講習会」（石井一夫氏）
＜1002-07＞ 「三重県全国大会について」（浦田学氏）
＜1002-11＞　「クラウドなう・あんど・ふゅーちゃー」（小牛田尋志氏、田中令子氏）
＜1002-12＞　「ネットミーティング」（浦田学氏）
＜1002-13＞　「人材育成なう」（山下真吾氏）
＜1002-14＞　「いきかたなう」（寺西由夫氏）
＜1002-21＞ 「ＩＴ２１の生い立ちの記」（桝本幸雄）
＜1002-22＞　「オーストラリア技術屋事情」（二階堂久和）
＜1002-23＞　「海外のインターネット事情」（石井利教）
＜1002-24＞　「技術者と法律」（本田和幸）
＜1002-25＞  「日韓女性技術士交流会」（廣瀬由紀）

議事

2/20(土)

午前の部：【世代のクロス・オーバー コミュニケーション】

• 開会挨拶(木下氏)
• 講演「技術士会での私の経験」(嶋田弘僧氏)
• 講演「MOTとコアカリキュラムについて」(黒澤兵夫氏)

  ※日本の経済状況を解決するためには、MOTのみならずMOTMも考えていくひつようがあるとのことであった。

• 講演「オーディオをふりかえる(ECO的視点を入れて)」(池上信一氏)
• 講演「TK80マイコンクラブ」(加納幸博氏)
• 講演「学生の立場から見たIT技術者養成の一考察"を社会人になって振り返る"」(尾崎健一郎氏)
• 講演「フレッドハッチンソン癌研究所(シアトル)でのR講習会」(石井一夫氏;Skype)
• 「三重県全国大会について」(浦田学氏)

午後の部：【パネル・ディスカッション】〜インターネットなう〜 　 コーディネーター：児玉氏

• クラウドなう(小牛田氏、田中令子氏)

  Q クラウドは本物くさい。
   だけど、決定的に変わったところがあるのか。
  A ダウンしてもダウンしないようなシステムを作っていける。
   ITシステムのリソースを使えなくなってきているので、
   リソースをお金をかけずに広げる。
  Q それを支える技術がきちんとできているのか。
  A グリッドが出始めたところで、
   サーバをうまく切り替える技術が進歩してきている。
  Q データもどうか
  A ストレージも仮想化されてきている。信頼性の向上も図られている。
  Q アマゾンの場合は仮想サーバである。
  A 技術的にはいくらでも追加可能である。
  Q 日数的にはどの程度か。
  A 一瞬でできると思う。
   どこかが故障してもすぐ切り替えられる。
  Q 追求が大変なのでは。
  A 追求せずに捨ててしまう。
   セキュリティ、トランザクションの考え方が変わってきている。
   また、パブリックとプライベートを分けることもある。(プライベートクラウド)
  Q 商売するときはプラットフォームを作るわけだが、どうなっているのか。
  A 信頼性の高いクラウド、
   トラステッドコンピューティングシステムというものである。
   今のデータセンタの考え方の延長上である。
   サービス保証レベルを決める。

• ネットミーティングなう(浦田氏)

  C 秋葉原の村役場で、欠席者のみネットミーティングの実例がある。
  Q ミキシングがどうなのか。
  A 今はコーデックの技術が発達しており、帯域の問題はすくなってきている。

• 人材育成なう(山下真吾氏)

  Q 若い技術者を教育することが多い。
   ITは質の変化が激しく、やってみせられないことが多い。
   技術の変化について行けないことが多い。
   デッドロックになってしまう。
  A 変わる部分と変わらない部分があると思う。
   マネジメント技術などは変わらない。
   技術はOFFJT活用し、フォローアップして行く必要がある。

• 生き方なう(寺西氏)

  Q アメリに注目したことと、アメリの解説をしたい。
  フランスなので周りは結構社交的である。
  　引っ込み思案だと意地悪される。
  　アメリはいたずらをして仕返しする。
  　大人になって成長していく話である。
  　アメリの周りは優しくないのでは。
  A にわこびとを盗んでフライトアテンダントに渡す。
  　写真を送ってくる。
  　引きこもりがちだった父がだんだん普通になってきて、外に出るようになる。
  C 某企業でメンターをつけるという話。
   自然発生的に作られた組織である。
  Q コンピュータ社会になると、適応できない人が出てくる。
  A 情報社会では豊かさが大切だとおっしゃっていたが、
  　これからの社会は"知恵"に社会の価値を見いだしていく。
  　老後も維持していければいいのでは。
  　日本はそのモデルになるべき。
  C 情報に関わらない情が必要である。
   7つの習慣の中で気づいたが、だんだんコミュが下手になってきている。
   昔に戻って、よりコミュニケーションをとるべき。
  C わらしべ長者は小さいものから始め最後にハッピーで終わったとしか
  　子供の時は聞いていなかった。
  　だが、マーケティングなどを考えると、交換に注目できる。
  　相手にありがたい情報をあげれば、相手からももらえる。

2/21(日) ：【分野のクロス・オーバー　コミュニケーション】

• 開会の言葉　（尾崎氏）
• 講演「ＩＴ２１の生い立ちの記」（桝本幸雄氏）

  ※桝本氏が二次試験を受験された際には、理系大学卒以外の人は予備試験を受ける必要があった。
  　また、プロジェクトチーム立ち上  げの際にはメンバー集めに苦労したとのことであった。

• 講演「オーストラリア技術屋事情」（二階堂久和氏）

  ※オーストラリアでは、「自分は技術士です」と相手に伝えるために、名刺にCharterdPEと入れておられたとのことであった。

• 講演「海外のインターネット事情」（石井利教氏）

  ※中国や、パキスタン、イランなどのイスラム諸国、北朝鮮などではナショナルファイアーウォールが使われており、特定の語句に
   対するフィルタリングや、海外SNSへのアクセスが規制されていたりというようなことが行われているとのことであった。

• 講演「技術者と法律」（本田和幸氏）
• 講演「日韓女性技術士交流会」（廣瀬由紀氏）

  ※日韓はともにM字カーブの傾向があり、子育てと仕事を両立できない社会であるとのことであった。

• 総括、閉会の挨拶　（佐野氏、小瀬木氏）